オーリンズのフロントフォークカートリッジキットはワールドスーパーバイク世界選手権で得られたデータと経験が惜しげもなくプロダクトへと注ぎ込まれ開発されています。こうして生まれたオーリンズのフロントフォークカートリッジは国内トップカテゴリーのロードレースからサーキット走行、ワインディング、ストリートまであらゆる状況下においても優れたパフォーマンス、安定した減衰特性、快適なフィーリングなど世界で戦ってきた性能をいかんなく発揮します。
このカートリッジキットはFGRT200シリーズで使われているカートリッジと同等品です。純正フォークのカートリッジから交換することで、FGRT200シリーズと同様の安定した減衰力特性と優れた快適性を手に入れることができます。
伸び/圧側を左右に分離独立させたことでスイッチング性能を向上させ、路面追従性、コントロール性を格段にレベルアップさせます。また、すべての調整がトップキャップ上で行えるのも大きな特徴です。
NIX最大の特徴は左右同じ構造を持ち、それぞれが伸び側と圧側の減衰力発生を担っていることである。唯一の違いは減衰力を生み出すシムスタック、ピストン、チェックバルブ、それとシリンダーチューブホールが上下逆転しているということ。逆転配置が伸び側/圧側のキャラクターを決定している。
縮みストローク時、“COMP”側ではオイルがピストンとシムスタックを通過する際に減衰が発生する。一方の“REB”側では1ウェイのチェックバルブとシリンダーチューブホールを抜けるため、減衰力は発生しない。伸びストローク時には“COMP”側と“REB”側が右図のように上記と全く逆のオイルフローを行う。
モーターサイクルのフロントフォークは左右のフォークがアッパーブラケット、ロアーブラケット、アクスルシャフトにより強固に連結されている。よって左右のフロントフォークは常に同じストローク運動を繰り返しており、縮み/伸びのストロークはNIX構造のフロントフォーク片側ずつでまかなうことができる。
ラインナップは各メーカー別ラインナップ一覧からご確認ください。